接続速度は、サーバーの混み具合 と、ユーザーとVPNサーバー間の距離が直接影響します。そのため、いつでも混雑していない近くのサーバーに接続できるように、世界中に多くのサーバーを設置しているVPNを探した方がよいです。
以下は、SurfsharkとExpressVPNのサーバーの台数と設置場所を比較したものです。
- Surfshark:100 か国に4,500台以上のサーバー
- ExpressVPN:105か国に設置しているサーバーの台数不明
以下は、両社が対応している国とVPNサーバーの拠点です。
非技術系ユーザーにとって、仮想プライベートネットワーク(VPN)を比較することは不可能に思えるかもしれません。心配はいりません。この「Surfshark vs ExpressVPN」のレビューの比較では、知っておく必要があるすべてのことを簡単な言葉で説明しますので、 安心して最適な方を選択できます。
SurfsharkとExpressVPNは、似たような暗号化方式、Killスイッチ、DNS漏洩対策とRAMベースのサーバーを採用しています。しかし、Surfsharkは少なくとも3分の1の安さで、ExpressVPNで使用できるデバイスが8台であるのに対して、無制限に同時接続できます。ExpressVPNには独自のプロトコルLightwayがありますが、SurfsharkにはダブルVPN機能があります。
注:比較テストは2024年5月6日に実施しました。速度テストの結果は、日によって異なる場合があります。
| Surfshark | ExpressVPN | |
| デバイス | 無制限 | 8 |
| サーバー設置国の数 | 100 | 105 |
| プロトコル | OpenVPN、IKEv2、WireGuard | OpenVPN、IKEv2、L2TP/IPsec、Lightway |
| Cookieポップアップブロッカー | ||
| 広告ブロッカー | ||
| 独立した監査 | ||
| 10Gbpsサーバー | ||
| 24時間年中無休のサポート | ||
| 料金 | $2.79 | $8.32 |
| 返金保証期間 | 30日間 | 30日間 |
*特定の地域でのみ利用可能。
接続速度は、サーバーの混み具合 と、ユーザーとVPNサーバー間の距離が直接影響します。そのため、いつでも混雑していない近くのサーバーに接続できるように、世界中に多くのサーバーを設置しているVPNを探した方がよいです。
以下は、SurfsharkとExpressVPNのサーバーの台数と設置場所を比較したものです。
以下は、両社が対応している国とVPNサーバーの拠点です。
| 地域 | Surfshark | ExpressVPN |
| アメリカ大陸 | 18か所(米国、カナダ、メキシコ、ブラジル、アルゼンチンなど) | 24か所(米国、ドミニカ共和国、メキシコ、ブラジル、ホンジュラスなど) |
| ヨーロッパ | 46か所(英国、スペイン、フランス、ドイツ、イタリアなど) | 47か所(英国、スペイン、スウェーデン、スイス、オランダなど) |
| アジア太平洋 | 27か所(オーストラリア、インド、韓国、ニュージーランド、フィリピンなど) | 26か所(日本、オーストラリア、シンガポール、香港、タイなど) |
| 中東・アフリカ | 9か所(南アフリカ、エジプト、イスラエル、アラブ首長国連邦、ナイジェリアなど) | 8か所(エジプト、ケニア、ガーナ、イスラエルなど) |
主なポイント:
ExpressVPNは、サーバーを設置している国が5つ多いですが、具体的なサーバーの台数を公表していないため、手詰まりです。
弊社は、Surfshark vs ExpressVPNとして、どちらのプロバイダーが速いか、速度テストを実施しました。
ベースラインを作成するために、VPNに接続せずにテストを行ったところ、ダウンロード、アップロードともに300Mbpsの速度でした。
その次に、それぞれで利用できる最速のプロトコルを使用して速度テストを行いました。
| 最速のプロトコル | Surfshark (WireGuard) | ExpressVPN (Lightway) |
| ダウンロードの平均速度 | 263Mbps | 198.6Mbps |
| アップロードの平均速度 | 170Mbps | 165.6Mbps |
主なポイント:
ExpressVPNが一部の場所において速度が伸び悩んだのに対し、Surfsharkは一貫してExpressVPNより速い速度でした。
お気に入りのストリーミングサービスを視聴したい場合は、一定のダウンロード速度が必要になります。Netflixが、バッファリングなしに視聴するのに必要なダウンロード速度をユーザーに説明しているので、その他のストリーミングサービスを利用するうえでも大まかな目安になるでしょう。
もちろん、Netflixだけがストリーミングプラットフォームではありません。一部のVPNがストリーミングとうまく機能しない一方で、SurfsharkとExpressVPNのどちらもオンラインコンテンツの視聴にはピッタリの選択であることがわかりました。
| Surfshark | ExpressVPN | |
| Netflix | ||
| BBC iPlayer | ||
| HBO Max | ||
| Amazonプライム・ビデオ | ||
| Disney Plus | ||
| Hulu | ||
| YouTube |
主なポイント:
SurfsharkとExpressVPNのどちらもストリーミングとの相性がとても良いです。必ず接続速度のテストを行い、十分な速さであるかを確認してください。
免責事項:違法行為のためにSurfsharkサービスを使用することは固く禁じられており、当社の利用規約に違反しますのでご注意ください。何らかの活動に Surfshark のサービスをご利用いただくにあたっては、関係する法令・規制を必ず遵守してください。これには Surfshark を利用してアクセスするサービスプロバイダーや Web サイトの定める利用規約なども含みます。
ユーザーが有料版VPNのプロバイダーに期待するように、 SurfsharkとExpressVPNのどちらにも最高のVPNプロトコルがあります。Surfsharkは、最速のプロトコルWireGuardに唯一対応していますが、ExpressVPNには、同様にかなり速い独自のプロトコルLightwayがあります。
また、SurfsharkではLT2P/IPSECを使用できませんが、それなりの理由があります。下のリストにあるように、他のプロトコルと同様に安全ではないというだけです。
| 各種プロトコル | Surfshark | ExpressVPN |
| OpenVPN | ||
| IKEv2 | ||
| L2TP/IPSec | ||
| WireGuard | ||
| Lightway |
主なポイント:
SurfsharkとExpressVPNは、どちらもユーザーに最高品質のプロトコルを提供しています。Surfsharkでは、現時点で最速のVPN プロトコルを使用できます。しかし、ExpressVPNには、かなり速い独自のプロトコルLightwayがあります。
VPNプロバイダーがプライバシー保護の対策をしているという確証を得るには、厳格なノーログポリシーを採用し、 データ保持法がない国に本社を置いているという2点を確認するとよいです。
ノーログポリシーを採用している VPNサービス事業者は、ユーザーのオンラインアクティビティの追跡、アクティビティに関する情報の保持や第三者への情報の販売は行いません。サービス提供に必要な最低限の情報しか保持しません。
ユーザーは、どのサービスでも取引を完了するには、決済情報を提供しなければなりません。また、アカウントの作成が必要な場合もあるため、ユーザー名やメールアドレスが必要になります。ノーログポリシーは、その他の情報を収集して利用しないことを約束するものです。
どちらのプロバイダーもこのポリシーを採用しています。
ExpressVPNについては、英領バージン諸島に本社があり、Surfsharkはオランダに本社があります。どちらの国にもデータ保持法がないため、VPNプロバイダーには理想的な場所です。これにより、プロバイダーはユーザーのプライバシーを守り、ノーログポリシーを遵守することができます。
主なポイント:
どちらのサービス事業者もユーザのオンラインアクティビティを追跡せず、データ保持法がない国に本社を置いているため、しっかりとプライバシーを守ります。
以前は、VPNホストは、信頼性を確立する際に、その評判だけに頼ることができました。しかし、最近では、より多くの精査が必要になってきています。
独立したセキュリティ監査は、VPNプロバイダーの主張の裏付けとして不可欠です。監査は、プロバイダーについて、簡単な概要の把握から詳細な分析まで行うことができます。企業がKPMG、Deloitte、Cure53やPricewaterhouseCoopersの監査を受けていれば、業界最大手の監査機関なので、プラスの評価です。
2018年、Cure53はSurfsharkのブラウザ拡張機能の監査を行いました。これにより、拡張機能が 「プライバシーでも、より一般的なセキュリティ領域でも、いかなる問題にもさらされていない」と結論付けられました。
2018年の監査では、2つの「重要度の低い」脆弱性が明らかになりました。これらはすぐに修正され、会社の透明性とコミットメントを照明しました。
2021年、Cure53はSurfshark VPNのインフラストラクチャーの独立した監査を行いました。ここでも深刻な問題は見つからず、提起された懸念は迅速に是正されました。
2023年のDeloitteによる監査では、Surfsharkのノーログポリシーの声明が事実であることが確認されました。
2023年12月、SurfsharkのAndroidアプリはMASAの監査に合格しました。これは、安全に利用できるアプリであり、世界的に認められているMASAの要件に沿ってユーザーデータを取り扱っているという証明です。
ExpressVPNも年間を通じて徹底した監査を受けており、一部の構造は複数回監査を受けています。
2019年にPwCによるプライバシーポリシーの監査を行い、 2022年にKPMGからノーログポリシーの監査を受け、裏付けを行いました。
ExpressVPNの独自のプロトコルLightwayも監査を2回受けています。1回目は2021年、2回目は2022年で、 どちらもCure53によるものです。
また、 ExpressVPNのブラウザ拡張機能、 ビルド検証プロセスおよび 独自のアプリも監査を受けています。
言うまでもなく、ExpressVPNが監査をとても真剣に考えているので、強調している事柄は独立した監査で裏付けられており、今後も変わらないということです。
主なポイント:
SurfsharkもExpressVPNも独立したセキュリティ監査機関に依頼して、一流のサービスであることを証明しています。どちらもノーログポリシーとサーバーインフラストラクチャーという VPNの重要な要素の監査を受けています 。
カスタマーサポートは、どのサービスプロバイダーにとっても柱を支える重要な点です。幸いにも、SurfsharkとExpressVPNのどちらも、いつでもサポートできる素晴らしいカスタマーサポートチームを擁しています。Surfsharkには豊富なナレッジベースがあり、一方のExpressVPNは、弊社がテストを行ったところ、メールの返信がより迅速でした。
| Surfshark | ExpressVPN | |
| VPNプロトコル | OpenVPN、IKEv2、WireGuard | OpenVPN、IKEv2、L2TP/IPsec、Lightway |
| OpenVPNデータ暗号化 | AES-256 | AES-256 |
| OpenVPN制御チャネル暗号化 | RSA-2048 | RSA-4096 |
| クローキング技術 | NoBorders難読化 | 暗号ブロック連鎖 |
| アプリセキュリティ | Kill Switch(全プラットフォーム) | Kill switch(PCとルーター) |
| DNSの状態 | プライベートDNS | プライベートDNS |
これらのプロバイダーのセキュリティ機能の多くが類似していることにお気づきでしょう。ほぼ同じプロトコルを使用でき、どちらもAES-256暗号を使用していますが、これは基本的にクラックすることは不可能です。
ExpressVPNがより長いRSA鍵を使用していることに驚くことはありません。どちらのRSA-2048鍵もRSA-4096と同じくらい安全です。
Kill Switch機能は、どちらのプロバイダーも保護層を増やすためのものです。VPN接続が予期せず切断された場合に、インターネットから切断します。つまり、あなたのユーザーデータは決して脆弱になることはなく、プライバシーは常に保護されます。
ExpressVPNは暗号ブロック連鎖を使用して、ユーザーを安全に保ちます。これは、ほぼクラックできない信頼できる方式です。
Surfsharkは難読化とそのNoBorders機能を使用し、ユーザーのアクティビティを徹底的に隠します。これらの機能は、VPNを使用しているという事実を隠し、抑圧的なインターネットの検閲を回避するのに役立ちます。
主なポイント:
セキュリティと暗号化に関しては、SurfsharkとExpressVPNのどちらを選択しても信頼できます。どちらのプロバイダーも、素晴らしい暗号化とセキュリティ機能を備えています。
VPNの主な機能は、ユーザーのデータとアイデンティティを保護することですが、優れたVPNのプロバイダーの製品には、ユーザーのオンラインライフを向上させるための様々な追加機能が含まれています。SurfsharkとExpressVPNが提供するものを以下にまとめました。
| 機能 | Surfshark | ExpressVPN |
| 広告ブロッカー | ||
| Cookieポップアップブロッカー | ||
| スプリットトンネリング | ||
| ブラウザー拡張機能 | ||
| Smart DNS | ||
| ダブルVPN | ||
| GPSスプーフィング | ブラウザ拡張機能のみ | |
| 脅威マネージャー | iOS、macOSおよびLinuxのみ対応 | |
| パスワードマネージャー | ||
| メールマスキング |
SurfsharkのCleanWeb機能は広告ブロッカーです。悪意のある広告、ポップアップ、トラッカーや危険なWebサイトが画面に表示されるのを防ぎます。
CleanWebはアンチウィルスではないことを強調しておきます。
SurfsharkもExpressVPNも、スプリットトンネリング機能を備えています。Surfsharkのユーザーは、モバイルアプリで「Bypasser」を探す必要があります。
Smart DNSは、SurfsharkとExpressVPNの両方で利用可能です。この機能により、通常はVPN接続に対応していない端末でも、ファイアウォールや検閲を回避することができます。例えば、PlayStationやスマートテレビなどです。
この機能は、2つの異なるVPNサーバーを経由してトラフィックをルーティングすることで、セキュリティ層を追加するものです。ExpressVPNにはダブルVPNがないので、ここではDynamic MultiHopがあるSurfsharkに軍配が上がります。
GPSが有効になっているアプリに、あなたが別の場所にいると思わせて騙すことができます。これは、Tinder、ポケモンGoなどのアプリに有効です。
ExpressVPNがブラウザ拡張機能向けのオプションしかないのに対し、SurfsharkはAndroidアプリでこの機能を使用できます。
このExpressVPNの機能は、サードパーティーによる追跡を防ぎます。アプリがサードパーティーのトラッカーと通信したり、悪意のある行為と関わったりしないようにします。iOS、macOSおよびLinuxのみに対応しています。
Alternative IDは、新しい名前、誕生日、住所とメールアドレスで新たなオンライン上のプロフィールを作成して、迷惑メールの受信を最小限に抑えます。信頼できないウェブサイトで登録する際に使用しましょう。
主なポイント:
SurfsharkとExpressVPNのどちらにも素晴らしい機能がありますが、ダブルVPN、メールマスキング機能 とクッキーのポップアップブロッカーなど、ExpressVPNにはない機能に関しては、Surfsharkの方が優れています。
最後に料金という検討する上で欠かせない要素を取り上げます。どちらも30日間の返金保証つきなので、リスクなしで始めることができます。また、より匿名性の高い取引を行いたい場合は、暗号通貨による支払い方法も提供しています。
| プラン | Surfshark | ExpressVPN |
| 1か月 | 月額$15.45 | 月額$12.95 |
| 6か月 | 月額$9.99 | |
| 12か月 | 月額$2.79 | 月額$8.32 |
| 24か月 | $1.99/月 |
主なポイント:
短期プランを考えると、Surfsharkの方が少し高いです。しかし、長期プランになると、最も安いプランはExpressVPNのそれよりも3分の1の料金なので、Surfsharkの方が安いです。
| カテゴリー | 備考 |
| サーバーの台数と設置場所 | ExpressVPNはサーバーの台数を公表していないため、手詰まりですが、対応している国がSurfsharkより5つ多いです。 |
| サーバーの速度 | これは接戦でしたが、弊社のテストでは、Surfsharkの速度がより一貫していました。 |
| ストリーミングのパフォーマンス | どちらのプロバイダーも主要なストリーミングプラットフォームとの相性が良いので、オンラインのコンテンツ視聴にはとても良い選択肢です。 |
| VPNプロトコル | SurfsharkとExpressVPNのどちらも信頼できるプロトコルを使用できます。どちらにもOpenVPNとIKEv2があります。SurfsharkのみがWireGuardに対応しているのに対し、ExpressVPNには独自のLightwayがあります。 |
| 監査 | 両社は、最大手から自社のインフラストラクチャーおよびノーログポリシーの監査を受けています。強調していることが事実であることを証明し、信頼できる企業であることを示しています。 |
| カスタマーサポート | どちらも幅広い検索可能なナレッジベース、ライブチャットおよびYouTubeによるガイド動画を揃えています。 |
| セキュリティと暗号化 | どちらのサービスのセキュリティレベルは同等で、業界最高水準の暗号化とセキュリティ機能を採用しています。 |
| 追加機能 | Surfsharkは、ExpressVPNで利用できない一部の機能をを含み、より総合的な追加機能を備えています。 |
| 料金 | 1か月以上サービスを利用するとなると、Surfsharkの方がはるかに安いです。 |
Surfsharkは素晴らしいVPNです。AES-256ビット暗号化を使用した最高のVPNの1つで、Kill Switchやスプリットトンネリングなど、便利な機能を備えたセキュリティを提供します。ファイブ・アイズ同盟に加盟していない国に本社があることは大きなプラス要素です。
どのVPNを使用しても、VPNサーバー経由でデータの暗号化と復号化を行うので、ダウンロードとアップロードの速度が遅くなります。
そのことを踏まえて、Surfsharkには、暗号化したいデータの流れの部分を選び、保護せずにインターネットの速度を保てるスプリットトンネリング機能があります。
当局は、暗号化されたVPNトラフィックを追跡することはできません。しかし、裁判所の命令により、ご利用のISP(インターネットサービスプロバイダー)のもとへ出向き、接続やアクセスの記録の開示を要求することができます。難読化サーバーを使用し、ユーザーデータを残さないVPNプロバイダーを選ぶとよいです。どのプロバイダーかお分かりですね?(^_^)