スプリットトンネリングは、Surfsharkでは バイパサーと呼ばれ、VPN暗号化で保護するデータと暗号化なしで送信するデータを選択できます。
例えば、Windows 10のパソコンを使っていて、VPNを使うとYoutubeの動作が遅くなることに気づいたとしましょう。お手元のVPNでスプリットトンネリング機能を使用すると、VPNサーバー経由のルーティングからYouTubeトラフィックを除外できます。その結果、VPNは他のトラフィックを引き続きすべて保護しますが、YouTubeではVPNがないかのような視聴感を得られます。
2つの接続を使用し、1つはVPN経由でほとんどのデータをルーティングし、もう1つでは特定サイトやサービスに直接繋がります。
比較対象として、VPNを利用せずにインターネットに接続すると、すべてのトラフィックがサイトまたはサービスに直接ルーティングされます。スプリットトンネリングなしでVPNを利用すると、全トラフィックがVPNにより暗号化され、VPNサーバーを経てサイトやサービスに送信されます。
一部のサイト、アプリ、家庭用デバイスが正しく動作するには、地元のIPアドレスでの接続が必要な場合があります。これらをスプリットトンネリング機能に追加してアプリやサイトに直接接続する一方、他の全トラフィックは引き続きVPNによる保護を受けられます。
動画ストリーミングやゲームプラットフォームなど、データ量の大きいアプリやサイトで、スプリットトンネリングを使用したい場合もあるでしょう。これにより、通信速度は若干速くなり、データ使用量も抑えられます。帯域幅に制約のあるプランをご利用の場合、これは重要なポイントです。
VPNスプリットトンネリングには、主に以下の3つの種類があります。
逆スプリットトンネリングは、全データを暗号化するスプリットトンネリングの一種ですが、どのアプリやサイトを暗号化対象から外すか選択できます。普通、VPNアプリのスプリットトンネリング機能について議論するときは、この種類が取り上げられます。
URLベースのスプリットトンネリングは、サイトごとに動作します。YouTube.comを使用対象に指定した場合、YouTube.comで行う操作だけはネット経由で送信され、他のサイトに関する操作はVPNで守られます。
この種のスプリットトンネリングを使用すると、特定のアプリに限って、VPN接続の影響を受けないようにすることができます。VPNを通さずにSteamを利用したいPCユーザーが、Steamをスプリットトンネリングのリストに追加すれば、VPNサーバーを経由せずに直接接続できます。
あるアプリやサイトとの関係で、VPNをオフにしたいこともあるかもしれませんが、絶対に保護すべき情報というものもあります。そこで登場するのがスプリットトンネリングです。一部のデータを暗号化し、他のデータを非暗号化にしておくことができます。
VPNはユーザーのIPをVPNサーバーのIPに変更します。特定アプリについて、VPNをバイパスするよう選択すると、それらのアプリでは実際のIPが使用されます。この方法では、一度に2つのIPを使用し、特定のアプリではローカルコンテンツにアクセスしながら、他のアプリでは引き続き身元を隠すことができます。
家庭用無線機器（プリンターなど）は、実際のIPを使用して、携帯電話やPCなどに接続します。VPNによって携帯電話のIPが変更されると、事態は厄介なことになります。電話やプリンターを接続しているアプリをバイパサーに追加するだけで、常に接続された状態になります！
VPNを利用すると、通信速度が若干遅くなります。一般に大した影響はありませんが、操作によっては支障があるかもしれません。バイパサーで暗号化が不要なアプリを選べば、速度低下を避けられます。
フルトンネリングとは、すべてのインターネットトラフィックがVPNトンネル経由で送信されることを意味します。言い換えれば、スプリットトンネリングを使用しない場合のVPNの動作と同じです。フルトンネリングでは、すべてのデータが保護され、ユーザーのIPがVPNサーバーのIPに置き換えられます。
スプリットトンネリングを使用すると、VPN経由でトンネリングするデータと影響を受けないデータを選択できます。トンネルを通さないデータは暗号化されず、スプリット トンネリングの対象となるアプリやサイトではIPは秘匿されません。
Surfsharkのバイパサーは、AndroidデバイスとWindowsデバイスにしか対応していません。どちらの場合も、以下の2つのオプションがあります。
対応デバイスをお持ちでない場合、スプリットトンネリングに対応しSurfsharkがインストール済みのルーターを入手できます。
その気になれば、ルーター自体にVPNを設定することもできます。
Surfsharkアプリに移動し、設定を開き、バイパサーをクリックします。
当社の暗号化から除外したいアプリやウェブサイトを追加します。
VPN スプリットトンネリングは、その機能を提供しているVPNアプリと同様に安全です。Surfsharkなら、さらに安心です。
Surfsharkアプリでスプリットトンネリングを設定するには、下記の手順を実行してください。
VPNスプリットトンネリングは、以下のような場合に役立ちます。
スプリットトンネリングでは、VPN経由で接続するアプリやサイトはVPNサーバーのIPを、ネットから接続するアプリやサイトは実際のIPを認識します。
SurfsharkアプリでVPNスプリットトンネリングをオフにする方法は、下記の通りです。
Surfsharkでスプリットトンネリングの動作を確認したい場合は、次の手順で操作します。
VPNスプリットトンネリングを使用することは、特定のサイトやアプリで、データを暗号化しないことを意味します。その分、ユーザー情報は脆弱になります。このため、信頼できるアプリやサイトに限ってスプリットトンネリングを使用し、その他のアクティビティには引き続きVPNを利用する方が無難です。
Surfsharkは、基本サブスクリプションパッケージに VPNスプリットトンネリング機能を含めているVPNサービスプロバイダーの1つです。
