2024年のプライバシー保護に最適なブラウザと最悪のブラウザを探る

60％以上の方がブラウザとして Google Chrome を利用しています。しかしこれは、インターネットにアクセスするうえで、最もプライバシー保護にふさわしい方法と言えるでしょうか？インターネットとのやり取りのほとんどが Web ブラウザを通して行われる以上、プライバシー保護とセキュリティにとってベストなものを選択することが賢明です。では2024年において、プライバシー保護の観点からベストと言えるブラウザは、どれでしょうか？

プライバシー保護に最適なブラウザの選び方

Web ブラウザを評価するにあたり、Surfshark の情報セキュリティ部門が開発提案しているプライバシーとセキュリティに関する指標*を用いております。

• 開発者は非営利団体か？非営利団体は、収益を事業目的としていないため、経済的なインセンティブに囚われることが少なく、データを収集して売りさばいたり、それに類する行為を行って、ユーザーを喰いものにして金銭を稼ぐおそれが少ないと言えます。 
• ブラウザが Web サイトのアドオンについて警告しているか？Web サイトのアドオンは悪意のあるものや疑わしいものであるおそれがあるため、損害を受ける前にアドオンを捕捉できる安全なブラウザが求められます。 
• スクリプトの読み込みを無効にできるか？読み込みスクリプトを無効にすることで、一部の Web サイトを破壊することができ、攻撃に対する安全性を高めます。 
• デバイスフィンガープリントの悪用を阻止できるか？Web サイトをお手元のデバイスで正しく表示するには、画面解像度、OS、所在地など、お手元のデバイスに関するデータを、ブラウザから送信する必要があります。これらの情報は、デバイスフィンガープリントと呼ばれ、犯罪捜査時の指紋のように、オンライン上で個人を追跡するために利用されることがあります。 
• マルウェアやフィッシングをブロックできるか？安全なブラウザは、既知のマルウェアやフィッシングアドレスのリストに基づいて、それらを自動的にブロックします。 
• オープンソースか？オープンソースであれば、セキュリティのプロやその他の専門家が、ブラウザのコードを調べることができ、開発者が悪意のある機能を仕込んでいないか、重大なセキュリティ上の欠陥を見落としていないか、チェックすることができます。 
• ダウンロードデータをスキャンしているか？ユーザーが自分の意思でダウンロードしたファイルでも、危険な場合があります。 
• 追跡防止機能を備えた統合型広告ブロッカーがあるか？広告ブロックや追跡防止のための拡張機能やアドオンを、後からインストールすることはできます。それでも、ブラウザがネイティブに実行するほうが、より安全で便利です。 
• セッションごとに、閲覧履歴や Cookie を削除することはできるか？セッションごとに、履歴や Cookie を削除することは、追跡を寄せ付けず、プライバシーを守るためには、優れた方法ですが、だれもがデフォルトでそれを望んでいるわけではありません。 

*プライベートブラウジングモードは、最近ではすべてのブラウザに搭載されているため、指標のひとつとして採用しておりません。 

プライバシーに最適なブラウザ

1. Brave

Brave ブラウザは、以前に Mozilla Firefox に取り組んでいた主要メンバーが2016年にリリースしたものです。その特徴的な機能として、Brave Rewards システムがあります。「プライバシーを尊重する」広告を応援するため、ベーシックアテンショントークン（BAT）をユーザーに配給します。ユーザーは、このトークンを、サイトや開発者にチップとして渡します。サイト側や開発者は、それを換金できるシステムです。

また、ユーザーをオンライン上の目的地に到達させる前に、追跡ドメインにバウンスすることで、ユーザーが追跡されることを阻止するデバウンス機能も含まれています。 

しかし Brave は、最近、主に仮想通貨に関連する理由で批判されています。まず、Brave のプログラム開発にオプトインされていない開発者にも BAT のチップが渡っていたことが明らかになりました。これは最終的に修正されています。

つぎに、ユーザーが入力する仮想通貨 URL に、Brave が勝手にアフィリエイトリンクを追加していることが、発覚しました。Brave は、オートコンプリート機能のバグが原因で発生したものであると主張し、その後、修正しています。

2021年1月には Brave Tor ウィンドウで DNS が漏洩する問題がありましたが、これもすでに修正されています。 

おすすめ度：お勧めします（上記の論点やブロックチェーンの問題が気にならない場合）。

2. Mozilla Firefox

Mozilla Firefox は18年前に発売されて以来、、プライバシーを守れる最高のブラウザのひとつとして、常に名前を挙げられてきました。このブラウザを開発した Mozilla Corporation を所有する親会社の Mozilla Foundation は非営利団体です。デフォルトの検索エンジンの配置などに関して Google などの企業と契約を交わすことで、主な収入源としています。 

Mozilla はデフォルトでは広告をブロックしませんが、ブロックする拡張機能が多数あり、公式 Web サイトにもそのように記載されています。2021年に SmartBlock を導入しました。これは Web サイトを破壊することなくクロスサイト・トラッキングを阻止するためのもので、トラッキング・スクリプトをスタンドインに置き換えます。広告そのものをブロックするわけではありませんが、トラッキングを阻止するには十分な威力があります。 

おすすめ度：お勧めします。

3. Tor ブラウザ

Tor ブラウザは2008年に発表されました。セキュリティと匿名性を強化したプライベートブラウジングのために、Tor ネットワークを利用することが、主流となっています。カスタマイズされた Firefox がベースになっており、拡張機能のインストールもサポートされてはいるものの、ユーザーがインストールすることは推奨しないとしています。これはブラウザのセキュリティを危険に晒すことになるためです。Tor ブラウザは、いかなる犠牲を払っても、ユーザーの安全とプライバシーを守ることをめざしています。

Tor ブラウザの大きな欠点は、Tor ネットワークの通信速度が非常に遅い点です。これはメディアを視聴するには不都合なため、開発者は Tor で通信量の大きいコンテンツを利用しないよう呼びかけています。 

また Tor ネットワークは匿名ボランティアのノードに基づいています。Tor 出口ノードの23％を、ひとりのユーザーが所有しており、暗号通貨を盗むために利用していたことが、発覚しました。2021年には、もうひとつの衝撃的な事実が明らかになりました。1回の匿名化解除作業で、数百にも及ぶノードが実行されていた疑いがあるというものです。 

おすすめ度：出口ノードの問題を気にしないのであれば、お勧めします。 

4. DuckDuckGo

DuckDuckGo は2008年に発売されました。 プライベートブラウジング用の検索エンジンが、デスクトップ向け、および、スタンドアロンのモバイルブラウザ向けのブラウザアドオンとして利用できるようになっています。各サイトを、プライバシーポリシーを含め、プライバシー保護の観点から評価しており、どのトラッカーをブロックしたかも確認できます。また、利用可能な場合は、安全な HTTPS 暗号化接続を強制します。 

現在、モバイルユーザーは、アプリトラッカー拒否サービスとプライベートメールプログラムのベータ版を試用できます。これには、トラッカーの電子メールと @duck.com の電子メールを削除するメール転送サービスが含まれます。 

DuckDuckGo が収益を得ている方法は？関連会社からの広告収入に頼っています。開発者の主張では、オンラインで何か検索したときに表示される広告は、その検索ワードのみに基づいて表示されています。このため、しつこい追跡型広告はないとされています。このブラウザを利用していれば、履歴や Cookie は、いつでも削除できます。

もっと詳しく知りたいですか？弊社による DuckDuckGo に関するレビューはこちらです。

おすすめ度：携帯電話のセキュリティよりも、プライバシー保護を重視する場合は、お勧めします。

5. Vivaldi

Vivaldi は2015年に登場しているため、特に新しいブラウザではありません。リリース当初は特に目立つ存在ではなかったものの、何年もかけて段階的に改善を重ね、特にプライバシーやカスタマイズを重視するユーザーにとっては、有力な存在となっています。必要な機能をカスタマイズできることが、Vivaldi の使い勝手の良さの核心です。.

Vivaldi 自身もブラウザとして、プライバシー保護に取り組んでいます。たとえば、アプリ内翻訳ツールのようなトラッカーを正確に特定します。このようなトラッカーのせいで、ユーザーは無意識のうちに、自分の行動データを、だれかに送信しているのです。このブラウザは、トラッカーアプリがユーザーの行動に関する詳細なデータをだれかに洩らそうとするのを、阻止する役割を果たしています。また他のブラウザと同様に、セキュリティに関する設定も、大幅に調整可能です。

かつて Opera を開発した元スタッフらが大勢集まって開発したもので、Vivaldi は無料ブラウザとなっています。同社は、検索エンジンプロバイダーとの契約（プリインストールされているものをユーザーが利用すると収益につながる）や、デフォルトのブックマークを提供する Web サイト（eBay など）との取引で、資金を賄っています。微妙なのは、オープンソースかどうかという点です。明示的にオープンソースであるとは主張しておらず、Chromium をベースに作られており、自由に調べられると、開発者は主張しています。

おすすめ度：お勧めします。 

6. Epic Privacy Browser

ふたつの点について明確に「いいえ」と言わなければなりません。まず、Epic Privacy Browser はオープンソースではありません。ただし、直接連絡さえすれば、だれでも調べることができます。だれかに対してコードを秘匿することはありません。

つぎに、閲覧履歴や Cookie を削除するオプションがありません。ただしこれは削除が自動的に行われるためで、セッションが終了するたびに、閲覧履歴と Cookie が削除されます。 

Epic Privacy Browser は Chromium をベースに構築されており、扱いやすく、ここに紹介しているブラウザの中でも最良の選択肢のひとつと言えます。 

おすすめ度：お勧めします。

7. Waterfox

Waterfox の出発点は、もっと高速なブラウザが欲しいと願う16歳の少年の手になる情熱的な開発プロジェクトでした。それ以来、プライバシー保護を重視するブラウザへと進化を遂げてきたのです。 

その核心は、Mozilla が開発したブラウザエンジンである Gecko をベースに構築されている点です。当然ながら、Firefox のすべてのアドオンと互換性があります。特に良い面ばかりについて話すなら、テレメトリがなく、データ収集は、ブラウザを最新の状態に保つためだけに限定されています。

しかし、2019年末、広告会社の System1 に買収されてしまいました。 スタッフは次のように述べています。「私たちが開発し、育ててゆきたいのは、プライバシー保護を重視する製品スイートで、志の高いお客様と広告主をお繋ぎしたいのです。」

（この資本主義世界において）広告主がプライバシーを重視するようになるなど、逆説的としか思えないかもしれません。ですがこれまで Waterfox はいかなるスキャンダルにも巻き込まれたことがありません。少なくとも、これまでは。

おすすめ度：お勧めします。少なくとも、今のところは。

8. Iridium browser

Iridium browser は、ここに紹介している他のブラウザと同じく、Chromium をベースに作られています。この基本構造により、なじみやすく、扱いやすいです。ただし明白な理由により、ユーザーが Chromium を警戒することはあり得ます。

また、ここに紹介しているブラウザの中でも、正確な情報を見つけるのが特に難しいブラウザでもあります。「よくある質問」ページと「会社概要」ページは、読みにくく、いくつか重要な情報が欠けています。Iridium には、スクリプトの互換性に関しても若干の問題があり、ユーザーが問題に直面することもあります。 

おすすめ度：運営会社が提供する情報の曖昧さが気にならないのであれば、お勧めします。 

9. Pale Moon

数年前に Mozilla Firefox のコピーとしてスタートを切りましたが、現在では Pale Moon と呼ばれています。安全なブラウジング体験を提供し、効率性も追求する、プライバシー重視の独自の検索エンジンです。Pale Moon のスローガンは「あなたのブラウザ、あなたの方法」です。

その考え方に従って、Pale Moon では、ページに入るときにロードするコンテンツ (ポップアップウィンドウ、 画像、フォントと色、言語、動画) などのカスタマイズ機能があります。これらすべてを組み合わせることで、水飲み場型攻撃やマルバタイジングの余地がなくなります。

Pale Moon は Goanna および SpiderMonkey エンジンで実行されます。その利点は、テレメトリがなく、データを収集しないことです。競合他社のブラウザより高速で、パソコンの容量をあまり喰わない、安全なブラウザであると、大勢のユーザーが述べています。

欠点は、モバイルでの利用をサポートしておらず、Linux と Windows のユーザーのみを対象としていることです。Firefox または Chromium 拡張機能はサポートされていません。

おすすめ度：お勧めします。ただし、時間をかけてブラウザを理解し、必要に応じて設定を変更できる場合に限ります。

10. LibreWolf

LibreWolf は多くのユーザーにとってなじみ深いもので、Firefox のカスタム バージョンです。Pale Moon と同じく LibreWolf は、データ収集を最小限に抑え、ユーザーのプライバシーを守ることを、主な目的としています。

最も注目すべき機能は次のとおりです。

• 「テレメトリなし」と「トラッキング拒否」がデフォルトで「高」に設定されています。
• Cookie も閲覧履歴も、ブラウザを閉じると削除されます。
• Firefox アカウントによるクラウド同期はありません。
• プライバシー重視の検索として、Searx、Qwant、DuckDuckGo を使用しています。
• Ublock Origin がプレインストールされており、悪意が含まれるおそれのあるコンテンツは読み込まないようになっています。
  

オープンソースで、透明性の高いブラウザであり、セキュリティを強化するため定期的に更新されています。ただし、モバイルでの利用をサポートしていないのが、唯一の欠点です。

おすすめ度：お勧めします。 

それにしても、なぜ Chrome、Edge、Safari を利用すべきではないのか？

人気のあるブラウザの多くは、使いやすさの点で優れています。これらのブラウザに備わっている機能は、とても便利で、快適に使いこなせるものの、プライバシーを犠牲にしている側面もあるのです。ユーザーデータは大きな富に匹敵する価値があり、開発者は非営利団体ではありません。このため、いったん狙われてしまったら、通常のブラウザではプライバシーを守ることがむずかしい場面もあるのです。 

最も人気のあるブラウザの問題点を、以下に見ていきましょう。

Google Chrome

Google Chrome には、 ダウンロードファイルのスキャン機能やマルウェアのブロックリストなどがあります。その代わり、特に Chrome にログインしている場合には、Google から情報を求められることになります。これは、ブラウザを利用するために支払わされる対価と呼べるものです。

その点を気にしなければ、Google は次々に新機能を追加してブラウザを更新しており、Google と無関係の業者から追跡されるリスクを抑えており、そこは肯定的な面と言えるでしょう。 

Safari

Safari は Apple ユーザーにとってはデフォルトのブラウザですが、それ以外のユーザーにとってはデフォルトではありません。Safari は決して悪くはありません。トラッカーから IP を秘匿し、クロスサイト・トラッキングを防ぎます。

しかし Safari は、トラッカーについて通知するブラウザのひとつに名を連ねているものの、まだオープンソース化していません。また、世界最大のテクノロジー企業のひとつに属しているものの、米国家安全保障局（NSA）から侵害されたこともあります。ただし、Apple が収集しているデータはごくわずかであるとの説もあり、すべてはユーザー個人の選択次第です。

Microsoft Edge

Internet Explorer に代わる Microsoft のデフォルトのブラウザで、Chromium を用いているため、少なくともオープンソース技術に基づいています。ただし、長所と言えるところは、それだけです。  

研究者たちは、Edge のことを主要ブラウザの中でも、最もプライバシーを尊重していないもののひとつと評価しています。それ以上に、Microsoft は「マルウェア張り」とも言える手法で、Edge をユーザーに押し付けています。根本的に、「GO」の言葉でプライバシー問題に悩まされてきたブラウザであり、あまり印象が良いとは言えません。 

Yandex

Yandex は多くのセキュリティ ツールを誇っています。ファイルのウイルスをスキャンし、悪意のある Web サイトをブロックし、パスワードやクレジットカードのデータも保護します。理論上は、セキュリティに優れたブラウザのひとつと言えるでしょう。 

ただし、プライバシー保護は、機能だけに関わる話ではないため、事情はより複雑です。Yandex はロシアに拠点を置いています。これは、ユーザーに関する詳細情報を、政府に提供することが法律で義務付けられていることを意味します。したがって、Yandex はプライバシーを重視する他のブラウザと同じような長所を持つかもしれませんが、背後の薄いカーテンの裏には、巨大な懸念が潜んでいると言えるでしょう。過去の実績を振り返るとどうでしょうか？(システム管理者がユーザーデータを売りさばいていた時代のことを、思い出しましょう)。

Opera

Opera は十分な機能を搭載しています。Mozilla 自身による比較でも、Opera はソーシャルトラッキング拒否機能以外では、遅れを取っていないことが明らかです。ただし Opera は（Chromium ベースではあるものの）オープンソースではなく、運営主体も非営利団体ではなく、しかも最近中国のテクノロジー大手に買収されました。中国は、オンライン上のプライバシーの問題に関して、米国よりも多くの問題を抱えている国のひとつです。 

おや、無料 Opera VPN がバンドルされているのか？基本的に、プロキシがユーザーのデータを収集しています。

ブラウザを超えるプライバシー保護 

プライバシー保護に最適なブラウザを見定めるのは、簡単ではありません。とはいえ、オンライン上で、本当に身を守れるでしょうか？ご自分でブラウザのセキュリティをテストすることで、プライバシー保護に最適なブラウザを特定することができます。労力をかけるだけの価値は十分にあります。 

また、いつでもプライバシー保護をもっと強化することが可能です。VPN をダウンロードして、デバイスから送信されるすべてのデータを保護しましょう。Surfshark VPN がまさにそれです。プライバシーを重視するブラウザがサポートするあらゆるプラットフォームに対応しています。Brave、Firefox、Chrome で動作するブラウザ拡張機能もあります。 

さらに Surfshark では、プライベートブラウジング向け検索エンジンとして Surfshark Search を利用できます。ユーザーの閲覧の習慣に関するデータを収集しないため、いつでも、まったくバイアスがかかっていない検索結果が表示されます。Google 検索の検索結果の2ページめ以降を参照しない、というやり方より、このほうが確実です。

ブラウザの「プライベートモード」や「シークレットモード」では不十分な理由

「プライベートモード」（Google Chrome では「シークレットモード」と呼ぶ）に騙されてはいけません。だって、「プライベート」と名乗っているじゃないか。なぜ、名は体を表す、ではないのでしょうか？事情はちょっと複雑です。 

ご説明いたします。シークレットモードでは、検索内容が秘匿されないわけではありません。秘匿されます。ただしそれは、ユーザーの眼から秘匿されるのに過ぎません。ここで例を挙げてみましょう。

• あるユーザーが家族とパソコンを共有しています。家族の他の者には見られたくないものを調べたいと考えています。そこでプライベートモードに切り替えます。すばらしい！家族のなかで、他のだれかが検索履歴を見ることはできなくなります。しかし、それだけです。検索履歴は依然として、インターネットサービスプロバイダー、第三者のプロバイダー、ハッカー、さらには政府からも、見られる状態にあります。 
• だれかとデバイスを共有しているかどうかに関わりなく、痕跡を残さずに、何かを調べたいと思ったらどうでしょうか。興味本位で一度調べたものについて広告が表示されるのを避けたいという、単純な理由でも結構です。簡単な検索では、閲覧履歴だけでなく、IP アドレスも見られてしまいます。そこで VPN を利用するのです。ユーザーの姿は忽然とデジタルの世界から消えることになります。 

シークレットモードで IP アドレスが秘匿されるかどうか、 詳しく調査した記事もあります。

よくある質問

プライベートブラウジングモードでも追跡されるか？

はい。プライベートブラウジングでは、お手元のデバイス上で、追跡できなくなるに過ぎません。サイト側からユーザーに関するデータを収集することを、阻止することはできません。 

どのブラウザを何パーセントのユーザーが利用しているか？

ユーザー数による人気ブラウザのシェアは次のとおりです。

Source

Firefox は中国のアプリか？

いいえ。Mozilla Corporation （Firefox の開発会社）はカリフォルニアに本社があり、Mozilla Foundation （Mozilla Corporation の親会社）も同様です。Mozilla China は Mozilla Corporation の子会社です。 

Firefox の所有者は？

Mozilla Firefox を開発したのは、営利企業である Mozilla Corporation です。Mozilla Corporation を設立し所有しているのは、オープンソース Mozilla プロジェクトを運営するために立ち上げられた非営利団体 Mozilla Foundation です。ややこしいですか？確かにそうですね。 

Android に最適なブラウザは？

Tor ブラウザまたは Bromite が最適です。どちらも非常にプライバシー重視で、携帯電話で手軽に利用できます。 

VPN で利用するのに最適なブラウザは？ 

VPN は、どのブラウザともご利用いただけます。もちろん、よりプライバシー重視のブラウザをお勧めしますが、もうひとつ重要なのは、ブラウザから干渉を受けないようにすることです。