最近 YouTube を視聴したことがある方は、おそらく仮想プライベートネットワークについて聞いたことがあるでしょう。仮想プライベートネットワーク（VPN）は、お手元のデータやプライバシーを、ネット上で守ります。また Wi-Fi スポットでユーザーを守り、ISP による監視やスロットリングを阻止し、当局による検閲も回避することもできます。
それはよいとして、すべての VPN が同じように作られているわけではないと言ったらどうでしょうか? 格安 VPN や無料 VPN は危険であり、偽りの安心感を与えるだけです。VPN の仕組みと、すべての VPN が安全なわけではない理由を、ご説明いたします。
目次
なぜ VPN は安全なのか？
安全な VPN を選ぶには、以下の点に注意する必要があります。
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安全なプロトコル
VPN プロトコルとは、VPN を構築・参加するために準拠する必要がある一連のルールです。最も安全な VPN プロトコルは、WireGuard と IKEv2/IPSec です。OpenVPN が僅差で3位に位置します。同一水準に達しているものの、しばしば通信速度が遅く、使用方法もやや複雑です。一部の技術的アプローチが異なるだけで、これら3つのプロトコルは、いずれも最高水準の VPN セキュリティを実現しています。
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ノーログポリシー
簡単に言えば、ノーログポリシーを定めている VPN は、ネット上におけるユーザーのアクティビティや位置情報を記録も保存もしません。
ノーログポリシーを定めている VPN は、以下の個人情報を収集しません。
- IP（インターネット・プロトコル）アドレス
- 閲覧履歴
- 使用した帯域幅
- セッション情報
- ネットワークトラフィック
- 接続の時間と期間
このため、ご利用になりたい VPN が厳格なポリシーを定めているか、必ず確認してください。
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無料 VPN ではなく有料 VPN を選びましょう
これについてはすでに説明しましたが、すべての VPN が同じように作られているわけではないことを強調したいと思います。無料 VPN は、有料 VPN と比較して、安全性や効率性に劣ります。実際、無料 VPN を利用すれば、お手元のデータや個人情報が危険に晒されるおそれがあります。
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Kill Switch
VPN の Kill Switch 機能を利用できるのは、ほぼ有料 VPN プロバイダーのみです。Kill Switch は、VPN 接続が切れると、ユーザーのネット接続も切断する機能です。これにより、お手元のデータや IP アドレスを不用意に漏洩させることはありません。
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二要素認証
2FA（二要素認証）とは、ユーザーアカウントに、補助的な保護レイヤーを追加するものです。信頼できる VPN サービスは、情報を常に安全に保つ必要があります。2FA はそのための優れたツールです。
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VPN プロバイダーの沿革
VPN の契約を交わす前に、プロバイダーの沿革を検索してみましょう。データ漏洩、事故、通報などがないか確認してください。最も安全な最良の VPN を取得するは、評判の良いプロバイダーを選択してください。
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プロバイダーが本社を構える国
政府機関は依然として IT 企業より強力であるため、VPN 開発者がどの国に拠点を構えているかは重要です。VPN は現地法令を遵守する義務があり、現地法令は反対意見を圧殺することを目的に定められていることがあります。
各国はこれまでも VPN を全面禁止したり、国家に協力する VPN のみを許可したりしてきました。さて、人権侵害の記録の枚挙に暇がない国で国家に協力することはプライバシーの原則に反します。このため、こうした国や地域から届けられている VPN サービスを選択することは、正しいとは言えません。
プライバシー保護に関して強力な法令を施行している国に本社を構えている VPN を選ぶ必要があります。
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RAM 限定サーバー
サーバーが揮発性メモリ（RAM）上で実行されていれば、サーバー電源が切れると同時に、ハードドライブ上の情報もすべて自動的に消滅します。必要な操作がすべて RAM 限定サーバーで実行されている場合は、サーバーからデータを物理的に移すこともできません。
VPN の仕組み
VPN に接続する際に目には見えないプロセス
1 | 2 | 3 | 4 |
|---|---|---|---|
DNS のリクエスト | 秘密鍵の作成 | セキュアチャネルの作成 | VPN プロトコルによるデータの暗号化 |
VPN の用途はさまざまですが、その主要機能はインターネットトラフィックの暗号化で、これによりプライバシーを守ります。
インターネットを交通量の多い高速道路に例えましょう。高速道路のおかげで、世界中のサーバーやデバイスの間をデータが行き来しています。ここに、VPN がユーザー専用のプライベートトンネルを作るとしましょう。
交通量の多い高速道路ではなく、暗号化されたトンネルを通ることで、どこから来たか、どこに行くか、何をしているか、他の人には分かりません。換言すれば、ユーザーのプライバシーが守られます。
VPN サービスに接続すると、アプリがお手元のデバイスをリモートサーバーに接続します。VPN は、ユーザーがオンラインで送信するあらゆるデータを暗号化します。しかるのち、暗号化されたデータが VPN サーバーに送られます。最後に、データがデコードされ、宛先に届きます。
VPN はユーザーの IP アドレスをサーバーの IP アドレスに置き換え、ユーザーが送受信する全トラフィックが、サーバーからのもののように見えます。
VPN 利用は本当に安全？
一言で言えば安全です！VPN は、現実に解読不能な暗号化を含む、安全な通信プロトコルを用いて、お手元のデバイスと通信相手との間でデータをやり取りします。
ただし、無料 VPN は有料 VPN ほど安全ではありません。無料 VPN は、収益を上げる目的で、プライバシーを危険に晒したり、いかがわしい広告業者と取引したりしていることがあります。
本当に VPN は追跡不能なのか、疑問視する方もいますが、追跡はできません。VPN の通信をライブでモニターする方法はありません。しかし、オンラインで追跡可能と思える色々な方法があり、VPN がすべての方法（例：ドクシング）に対応できるとは言えません。VPN は、追跡されるリスクを最小限に抑え、その効果は絶大ですが、どんなソフトも過信してはいけません。
要するに VPN は、ユーザーが送信する情報を読めなくすることでネット接続を安全に保護します。覗き見しても、文字通り、ちんぷんかんぷんです。下がその一例です。
このスクリーンショットは、Wireshark による VPN の暗号化のテスト結果から取りました。プレーンテキストに単語がないので、データが暗号化されているということです。
プライベートブラウジングが安全ではない理由
ブラウザゲームのパワーユーザーは、何らかの形式のシークレットモードを利用しているものです。プライベートウィンドウ、InPrivate、シークレットモードなどと呼ばれています。プライベートブラウジングによって、ネット上のプライバシーは守れるという考えが広まっていますが、これは誤りです。実のところ「プライベートブラウジング」という呼び方は、誤解を招く舌足らずな表現です。
シークレットモードは、ブラウザ利用後に Cookie と閲覧履歴を消すだけです。たしかにパソコンを共用している人に検索履歴を見られることはありません。ただしシークレットモードでは、IP が秘匿されたり、トラフィックが暗号化されたりすることはありません。インターネットサービスプロバイダーは、ネットを利用しているユーザーのトラフィックや IP アドレスを、引き続き認識することができます。
これに対して VPN は、オンラインアクティビティと IP アドレスを、ISP を含むあらゆる他者から隠します。これにより、ユーザーのアクティビティは「プライベートブラウジング」よりも、はるかに機密性の高いものになります。このため VPN は広く利用しています。IP アドレスを隠すことで、ネット検閲やスロットリングを回避し、ブロックされたサイトにもアクセスできます。
Surfshark VPN は本当に安全？
はい。Surfshark VPN は本当に安全です。
- 当社は常に、業界最先端の VPN プロトコルを運用するようにしております。
- 当社は、ノーログポリシーを堅持しており、それを証明するため監査も受けております。
- Surfshark VPN は有料サービスです（ただし無料試用版もあります）。
- Kill Switch、Bypasser、NoBorders モードなど、補助的なオンラインセキュリティ機能も備えています。
- Surfshark は 二要素認証を運用しております。
- 当社のサーバーは、100% RAM 限定です。
- 匿名性を維持するため、暗号通貨 で Surfshark 料金をお支払いいただくこともできます。
当社 VPN は競合他社より本当に安全か？実に、おっしゃる通りです。いい言葉が思い浮かばないほどです。Surfshark は非常に安全です。しかも、何と！デバイス設定の変更も不要です。
結局 VPN は安全で、利用するに値するのか？
まさしく、その通りです。VPN は安全ですが、 最高水準の保護機能を得たいなら、有料 VPN を利用する必要があります。
仮想プライベートネットワークは、オンラインセキュリティにとって必須です。特に Wi-Fi スポット利用時には不可欠です。VPN には、他にも多くの利点があります。当局による検閲や ISP によるスロットリングを回避できます。それでも、最も重要なことは、オンライン上でプライバシーを守れることです。
無料 VPN を利用すれば、通信速度は遅く、ネット上のプライバシーが危険に晒されるおそれもあります。月額会費がかかるものの、ネット上のプライバシーとセキュリティをしっかり守ってくれる VPN こそ、検討に値します。Surfshark をお試しください！
よくある質問
デスクトップ PC での VPN 利用は安全？
VPN 自体が安全であれば、デスクトップでの VPN 利用も安全です。レビューが高く、プライバシー保護法制の厳格な国の有料 VPN を選びましょう。
ノート型パソコンでの VPN 利用は安全？
VPN 自体が安全であれば、ノート型パソコンでの VPN 利用も安全です。プライバシーを尊重する国に拠点を置く有料 VPN は一般に安全です。
Mac PC での VPN 利用は安全？
はい。VPN 自体が安全であれば、Mac PC での VPN 利用も安全です。レビューが高く、厳格なプライバシー保護法制のある国の有料 VPN を選びましょう。
iOS デバイスでの VPN 利用は安全？
はい。信頼できる VPN サービスプロバイダーをご利用になる限り、iOS デバイスでも VPN を安心して利用することができます。
Android での VPN 利用は安全？
はい。オンラインセキュリティのベストプラクティスに従い、安全な VPN を選んでいれば、Android スマートフォンでも VPN を安全に利用できます。
VPN を使っていてもハッキングされる？
ハッキングの脅威から100%解放されるには、ネット接続をやめるしかありません。しかし VPN は実際の IP アドレスを秘匿することで、ハッキングのリスクを大幅に低減します。
VPN をオンにしていても追跡される？
VPN を利用していても追跡されることがあります。デバイスに侵入したマルウェアによる場合、公式アカウントにログインする場合（Gmail アカウントなど）、ユーザー自ら身元を明かす場合などです。
VPN 利用に危険性はない？
あります。無料 VPN では、データ漏洩や意図的な情報収集に晒されるリスクがあります。データを売りさばくことが狙いです。
